FRP防水

当社のメイン業務「防水」について、どんな仕事内容かを紹介します。

「防水」と一言で言っても様々な工法がありますが、当社では主に「FRP防水」を行っています。

水が建物内部に入ると、建物の耐久性を低下させるだけでなく、シミや変色を引き起こし見た目を損ねてしまったり、カビが発生し健康被害を引き起こしてしまう可能性も。

防水は、これらを防ぐために行う、建物を守るための大切な施工の1つです。

FRP防水とは

FRP防水は、強度が大きく耐久性に優れたFRP(繊維強化プラスチック)を防水分野に応用した工法で、軽量かつ強靭で耐水性、耐食性、耐候性に優れた防水工法です。

FRP防水工法は、液状の不飽和ポリエステル樹脂とガラスマットなどの補強材を組み合わせ一体にした塗膜防水工法で、防水層は継ぎ目のないシームレスな層となります。

また、塗膜の硬化速度が速いため、何層も塗り重ねる仕様でも1日で施工を完了させることが可能です。

FRP防水の特徴

  1. 耐候性・耐久性
    FRPの持つ優れた耐候性・耐久性は様々な建築資材等の分野で実証されていますが、それらの特徴はFRP防水でも生かされており、高い耐候性・耐久性を発揮します。
  2. 耐水性・耐薬品性
    プール・水槽での実績が多く、また耐薬品性に優れているため、薬品槽や雑排水槽、下水道施設等の防食分野や厨房床等にも広く使われるなど、耐水性や耐薬品性に優れています。
  3. 重歩行性
    露出仕様で防水層上の歩行が可能という特徴があり、車両の走行にも耐えられるため、屋上駐車場の防水にも採用されるほど頑丈です。
  4. 速硬化性
    樹脂の硬化速度が速いという特徴があり、施工後1~2時間程度で塗膜が形成されるため、何層も塗り重ねる仕様でも1日ですべての工程を完了させることが可能です。
  5. 強度・耐根性
    防水層の重量は一般的な仕様で3~5kg/㎡程度ですので、躯体に大きな負荷をかけることなく強靭な防水層を形成することができるほか、耐根性(植物の根に対する貫通抵抗性)に優れているため、ベランダや屋上緑化防水に適しています。

FRP防水の仕事内容

FRP防水の作業手順
  • STEP01
    洗浄

    防水工事を行う部分を洗浄し、下地をきれいにします。

  • STEP02
    下地処理

    下地を剥がしたり、補修をして、傷んだ部分を撤去します。

  • STEP03
    シート貼り

    専用のテープなどを用いて、施工面に防水シートを貼ります。

  • STEP04
    防水塗布

    防水層を形成するため、まんべんなく平らに塗装していきます。

  • STEP05
    トップコート

    シートの接続部分から水が入ったり、塗料が剥がれたりするのを防ぐため、トップコートを塗って仕上げを行います。